違う商品だとAmazonが分かってくれない【L字ピンヘッダ】

開発・デバッグ

「ピンヘッダなんて、どれも同じじゃないの?」

先日、Amazonで電子工作用のL字ピンヘッダを購入しましたが、違うものが届きました。

が、amazonに違うよ、って言っても分かってくれなかった忘備録です。

そもそもピンヘッダとは?

ピンヘッダは、電子基板同士を接続するためなどに使われる電子部品です。

代表的な形状として、次の2種類があります。

  • ストレート型: ピンがまっすぐ伸びているタイプ
  • L字型: ピンが90度に折れ曲がっているタイプ

ストレート型は基板に対して垂直方向、L字型は横方向に接続する場合などに使用します。

今回問題になったのは、このL字型のピンヘッダです。

L字ピンヘッダには樹脂の位置が異なるものがある

L字ピンヘッダをよく見ると、金属ピンを固定するための黒い樹脂部分があります。

実は、この樹脂がどこに取り付けられているかが重要です。

大きく分けると、次のような違いがあります。

① 長いピン側に樹脂があるタイプ

L字に折れ曲がった先の長いピン側に樹脂があるタイプです。

今回の使用方法では、横方向に伸びるピンを基板面に近い高さに配置できます。

② 短いピン側に樹脂があるタイプ

L字に折れ曲がる前の短いピン側に樹脂があるタイプです。

こちらは、取り付け方によって樹脂の高さの分だけ横方向のピンの位置が高くなります。

つまり、どちらもL字ピンヘッダですが、樹脂の位置によって接続先の高さが変わるわけです。

なお、実際の取り付け高さはピンヘッダの寸法や実装方法によっても変わります。

Amazonの商品画像と届いた商品を比較

今回、私が購入したのはこちらの商品です。

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購入時の商品画像では、樹脂部分が長いピン側に付いていました。

しかし、実際に届いたものは、短いピン側に樹脂が付いたタイプだったんです。

見た目にはわずかな違いかもしれませんが、私が必要としていたものとは異なります。

なぜ樹脂の位置が重要なのか?

今回、私はマイコンを搭載した基板と、モーターを取り付けた基板を製作していました。

この2枚をピンヘッダと受け側のコネクタで接続する設計です。

本来は、2枚の基板が水平になるように接続したかったんです。

そのため、樹脂が長いピン側に付いているタイプのL字ピンヘッダを使う前提で、基板のレイアウトも設計していました。

ところが、届いたのは樹脂が短いピン側にあるタイプ。

実際に接続してみると、基板間に想定していなかった高さの差ができてしまいました。

これでは、基板がぐらついてしまい、安定して取り付けることができません。

しかも、基板上にはピンヘッダを配置するためのスペースまで確保していたので、部品が違うと、その設計も活かせなくなります。

電子部品は、外形や寸法のわずかな違いでも、組み立てに大きく影響することがあります。

今回のL字ピンヘッダは、まさにその一例でした。

Amazonにレビューを書いたら削除されてしまった

商品画像と実際の商品が違っていたため、Amazonにレビューを投稿しました。

内容は、樹脂の取り付け位置が画像と違うので、購入する人は注意してください、というものです。

その後、Amazonから違いを確認する質問が届きました。

最初はスマートフォンで確認したのですが、説明を書くならパソコンの方が楽だと思い、パソコンから開き直すことにしました。

ところが、今度はその質問画面にたどり着けなくなってしまったんです。

結局、回答できないまま時間が経過し、Amazonから次の内容の通知が届きました。

商品の信憑性に関するお客様の懸念を調査しましたが、お客様が受け取った商品が本物であることが確認されました。そのため、送信していただいたレビューは削除されました。

いや、そうじゃないんです。

私が言いたかったのは、偽物が届いたという話ではありません。

「商品画像と実際に届いた商品の仕様が違う」

ということなんです。

図を作って再度レビューしてみた

文章だけでは伝わらなかったのかもしれないと思い、今度は商品画像と届いた商品の違いが分かる比較図を作成しました。

樹脂が長いピン側に付いているのか、短いピン側に付いているのかを説明した画像です。

その図と写真を添えて、改めてAmazonにレビューを投稿しました。

しかし、動画を撮影した時点では、レビューは保留のままでした。

私としては、商品が本物かどうかではなく、画像と仕様が一致しているかどうかを確認してほしかったのですが……。

なかなか伝わらないものですね。

電子部品を購入するときは細かな寸法にも注意

今回の件で改めて感じたのは、電子部品を選ぶときには、ピン数やピッチだけでなく、樹脂の位置や実装時の高さまで確認する必要があるということです。

特に、基板同士を接続する用途では、接続位置が少しずれただけでも組み立てに影響します。

できれば寸法図を確認し、必要に応じて実物を取り寄せてから基板設計を進めたいところです。

また、商品画像だけで判断しづらい場合は、購入前に販売者へ仕様を確認するのも一つの方法です。

今回の商品については、少なくとも私が購入した際の商品画像と届いた実物には違いがありました。

同じようなL字ピンヘッダを購入する方は、ぜひ樹脂の取り付け位置にも注意してみてください。

動画でも詳しく紹介しています

今回のL字ピンヘッダについて、実物を比較しながらYouTubeでも解説しています。

実際に基板同士を接続したときの高さの違いや、Amazonとのやり取りについても紹介しています。

皆さんも「商品画像と届いた電子部品が違った!」という経験はありませんか?

よかったらYouTubeのコメント欄で教えてください。

それにしてもAmazonさん……。

なんで分かってくれないんですかね(笑)。

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