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電気回路の解析では、特定の抵抗を「無視できる状態」にしたい場面があります。
今回は、並列回路の途中に挿入された 5Ω の抵抗を無視するには、別の抵抗値をいくつに設定すればよいかという問題を扱います。

端子 A と B の間には複数の抵抗が並列接続されています。
その並列経路の途中に 5Ω の抵抗が挿入されています。
この 5Ω に電流が流れないようにするには、 指定された位置の抵抗値をいくつにすればよいか?

ある人は次のように考えました。
しかし、これは誤りです。 正しい答えは 2Ω になります。
抵抗に電流が流れない条件は、
抵抗の両端の電位が同じであること
です。
つまり、5Ω の左右の電圧が等しくなるように回路を調整すれば、 その抵抗は「存在しないのと同じ」状態になります。
端子 A–B 間に 6V を加えて解析します。

よって、
つまり、5Ω の右側は 4V になっています。

5Ω に電流を流さないためには、 左側の電圧も 4V にする必要があります。
左側のループを見ると、
1Ω の電圧降下は、
よって 1Ω に流れている電流は、

求めたい抵抗には、
が流れるため、オームの法則より
実際に LTspice でシミュレーションすると、
理論とシミュレーションが一致します。