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この記事では、Lチカ(LED 点滅)回路で使う抵抗値の計算方法について解説します。
これらが理解できる内容になっています。
まずは回路図のイメージです。
という順につながる、非常にシンプルな構成です。
市販のサンプル回路では 220Ω の抵抗が使われることが多いですが、 「なぜ 220Ω なのか?」を理解することが今回のテーマです。
LED はダイオードの一種で、次のような特徴があります。
例えば、LED にかかる電圧と電流の関係を示すグラフを見ると、
といった具合に、電圧が少し上がるだけで電流が大きく増えることがわかります。
この「電流が急激に増える」性質があるため、電流制限が必須になります。
電子部品には「これ以上は危険」という限界値があり、これを絶対定格と呼びます。
LED のデータシートには、例えば次のように書かれています。
つまり、30 mA を超えて連続で流すと、
といったリスクがあります。
ESP32、Raspberry Pi Pico、micro:bit など多くのマイコンは 3.3 V 出力です。
LED の順方向電圧(VF)が 1.8〜2.0 V 程度だとすると、 3.3 V をそのまま LED にかけると 30 mA を簡単に超えてしまいます。
そのため、抵抗で電流を制限する必要があるわけです。
抵抗値は オームの法則で計算します。
ただし、ここで注意点があります。
LED には順方向電圧(VF)がかかるため、
となります。
例えば VF = 1.8 V の LED を使う場合、
この 1.5 V が抵抗にかかる電圧です。
LED は 5 mA 程度でも十分に光ります。
つまり、5 mA 流したいなら 300Ω が適切という計算になります。
実際の回路では 220Ω が使われることが多いです。
同じ式で電流を求めると、
つまり、
となり、220Ω の方が少し明るく光ります。
もちろん絶対定格(30 mA)より十分小さいので安全です。
抵抗なしで 3.3 V を LED に直接つなぐと、
という危険な状態になります。
必ず抵抗を入れることが重要です。
Lチカはシンプルですが、電子回路の基礎が詰まった良い題材です。
理解しておくと、今後の電子工作や組込み開発がぐっと楽になります。