組み込みエンジニアになってよかった理由5選|他業界を経験して分かった本当の価値
今回は 「組み込みエンジニアになってよかったと思う瞬間」 についてお話しします。
個人事業主として他業界の仕事も経験した中で、 「やっぱり組み込みエンジニアでよかったな」と感じる場面が多くありました。
その理由を紹介していきます。
仕様書どおりに作れば“正解”になる世界
組み込み開発では、まず 仕様書(仕様) を作り、それを満たすようにプログラムを書きます。
- 仕様書どおりに動けば正解
- 内部処理が多少汚くても問題なし(もちろん綺麗な方が良いですが)
この「ゴールが明確」な点は、他業界と比べても大きなメリットだと感じます。
Web制作とのギャップ
個人事業主になった当初、組み込みの案件が取れると思っていなかったので、 HTML / CSS / JavaScript を勉強して Web制作 をやっていた時期があります。
しかし Web制作は…
- デザインがなかなか確定しない
- クライアントの感情や気分で修正が入る
- 最初OKだった部分が後からNGになる
といったことが頻繁に起こり、仕事の進め方がとても難しかったです。
その点、組み込みは 仕様が決まれば迷わず作れる。 この安心感は本当に大きいです。
C / C++ が長く使える“資産”になる
組み込みで使う言語は、ほとんどが C か C++ です。
- 数十年前に生まれた言語が今も現役
- 実行速度が速い
- レジスタに直接アクセスできる
- ハードウェア寄りの処理に強い
これほど長く使われ続ける言語は珍しいですよね。
Pythonとの比較で感じたこと
最近は「組み込みもPythonで」という流れもありますが、
- Pythonは処理速度が遅め
- パッケージ内部の処理が見えにくい
- 書き方が合わずモヤモヤすることもある
という理由で、私はやっぱり C / C++ の方がしっくりきます。
Rustはどうなの?
C / C++ の後継として Rust が注目されていますが、
- まだ普及しきっていない
- メモリ使用量が多く、安価なマイコンでは厳しい
という点から、現場での採用はまだ少ない印象です。
経験を積むほど価値が上がる職種
組み込みエンジニアは、長く続けるほど重宝される 仕事だと感じます。
理由はシンプルで、
- 言語がほぼ変わらない
- ハードウェアの知識が積み重なる
- トラブル対応の経験が蓄積される
からです。
Web系はフレームワークや技術がどんどん変わり、
- jQuery → CSSアニメーション
- 新しいJSフレームワークが次々登場
と、常にキャッチアップが必要です。
一方、組み込みは 基礎を押さえれば長く戦える のが魅力です。
マルチコア・マルチタスク時代でも基礎が活きる
最近はマルチコア・マルチタスクの組み込み開発も増えていますが、
- シングルコアでの基礎
- 割り込み
- タイマー
- レジスタ操作
などの基本が分かっていれば、追加で学ぶだけで対応できます。
「時代が変わっても土台が活きる」 これも組み込みエンジニアの強みです。
まとめ:組み込みエンジニアは長く続けるほど強い
今回のポイントをまとめると…
- 仕様書どおりに作れば正解 という明確な世界
- C / C++ が長く使える資産になる
- 経験が積み重なるほど価値が上がる
- 技術の変化に振り回されにくい
組み込みエンジニアは、長く続けるほど強くなる職種だと感じています。
これから組み込みを目指す方にも、 「やってよかった」と思える瞬間がきっと訪れるはずです。
また次回お会いしましょう。ありがとうございました!
